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2017年9月掲載

味処いくみ

女将兼オーナー 佐藤 郁美

1982年仙台市生まれ。中学卒業後、さまざまな仕事を経験。27才の時、母から店を継ぎ、女将となる。店名の「味処いくみ」は、亡き母が店を始めるときに自分の名をつけてくれたもの。忙しく働く母親に反発していた時期もあったというが、女将となり、「母を誇りに思うことができた」とその偉大さを実感する毎日を過ごす。

27才・未経験で女将へ 苦境で身に付けた力強さ

『味処いくみ』の魅力は季節の食材を使い、春夏秋冬の味を大切にした会席料理。季節に合わせた小物が空間を彩り、店に一歩足を踏み入れるところから、おもてなしを感じる。そう聞くと何やら肩肘はった店のようだが、女将・佐藤さんからは一切気取った雰囲気を感じない。

「毎年、春には自分で山から山菜を採り、お店での料理としてお出ししています。朝早くから自然の中で…。気持ちいいし、経済的!」と、カラカラと笑う。8年前、母である先代の急逝により、当時27才だった佐藤さんが店を受け継ぐことを決意した。和食店で働いた経験はない。まして経営者など、どんな仕事があるのかも見当がつかない状態だったという。女将となって最初の半年は睡眠時間2~3時間の毎日。店に立ちながら、和食や経理、着付けなどあらゆることを学び、身に付けた。「退院するつもりだった母には聞けなくて大変でした。でも、この経験があったから一つひとつやっていけば、何でもできるんだと今は思っています」と力強く話す。

楽しい時間をつくるため コミュニケーションを重視

より良いお店作りを目指している佐藤さんが、現在、経営者として最も大切にしていることはスタッフの幸せだ。「雰囲気の良い店というのは、従業員が一丸となっている店。皆が働きやすく、安心できるお店でありたいですね。大切なお客様をおもてなしするためにも、従業員を一番大切にしたい」。家族をもつスタッフたちの働きやすさを考え、勤務時間や休日も考慮しているという。

佐藤さんは「皆にはとにかく楽しく仕事をしてほしい」と、何よりもコミュニケーションを重視。「コミュニケーションの種をまくのも私の仕事。従業員もお客様も、店で一緒に過ごしている時は楽しく過ごしてもらいたいなと思って」と、スタッフ同士が自然と会話をするような環境をつくったり、個室には「これ何?」と客がつい聞きたくなるような小物を置いたりもする。会話の糸口となるような演出をさりげなく行い、周囲の人たちの笑顔をつくる。さらに、経営者として忙しい毎日の中、休まずホールに立ち、誰よりも積極的に接客を行っている。営業中はすべての席にまわり、客との会話を楽しむことを決めている。時には接待の場の雰囲気づくりを手伝うこともあるという。その姿はお客様を楽しませたいというホスピタリティに満ちている。

みんなの笑顔を願う 女将という存在

「女将はみんなのお母さんのような存在かな」と話す佐藤さん。店で出会う人すべてに笑っていてほしいと願う姿は、まさに「みんなのお母さん」だ。

「会ってよかった、知り合えてよかったと思っていただけたら本当にうれしいです。変わっているねと言われることもあるけど、他と違う女将でいいじゃないって思っています」と佐藤さんは朗らかに笑った。

歩み

写真2

店舗

味処いくみ

創業
1987年
従業員
9名(正社員/4名)
味処いくみ
仙台市青葉区中央3-7-5 仙台パルコ2 1F
電話:022-796-8390
居酒屋つるかめ
仙台市青葉区国分町2-12-18 FLビル B1F
電話:022-265-6866
時間:17:00~22:00(L.O.)
定休日:日曜、祝日
交通:地下鉄南北線「勾当台公園駅」より徒歩5分