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X-SHOTS CORPORATION 代表取締役 出羽 和明さん リーダーに聞け!

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これからも現場に近い存在でありたい
そして、可能性のある会社にしたい

X-SHOTS CORPORATION

代表取締役

出羽 和明

Kazuaki Dewa

1976年、八王子市生まれ。高校でバスケに目覚め、プロを目指して専修大学に入学。卒業後、グローバルダイニングの『ラ・ボエム銀座』、西麻布のイタリアンを経て、バスケのため渡米。帰国後も飲食業を続けながら「いすゞ自動車」の選手として活躍。2008年、お台場に『CARESS』を開業。現在、新しいレストランのオープンも予定。

2018年6月掲載

30才でバスケの引退を決意…… そして、仲間と会社を立ち上げる

 プロのバスケット選手を目指して、20代で渡米。もちろんそこにはプロになれる確証などはなく、ただ考えるよりも先に行動していた……。現在、テレビやCMでも利用されるほど人気のイタリアンレストラン『CARESS』とベーカリー&カフェ『THE OPEN BAKERY』をお台場で展開する出羽氏は、飲食業の社長としてはちょっと変わった経歴の持ち主。その明るく人懐っこいキャラクターで圧倒的な存在感を放っている。

「僕の人生は、いつも勘違いからはじまるんです。プロになるためにアメリカに行ったときもまさにそれでした。飲食業とスポーツの両立も、必死にがんばればできるんじゃないかって、そう思いながら突っ走ってきたし、都合のいい勘違いがあったからこそ、今の自分にたどり着いたんじゃないでしょうか(笑)」

 屈託のない笑顔でそう話す出羽氏は、30才でバスケット選手を引退。飲食のコンサルタントで知り合った仲間や高校の後輩とともに『X‐SHOTS CORPORATION』を設立する。

「最初に“トリプルエックス”というテキーラの輸入をしていたので、そのエックスと、お酒のショットを合わせて命名しました。でも冷静に考えると、なかなかパンチのきいた会社名ですよね(笑)。今年でお店も10年目を迎えることだし、いい機会なので会社名は変えようと思っています。名前はまだ考え中ですけど……」

 そしてこの会社には、設立当初、大きな願いが込められていた。

「一緒にやるメンバーがそれぞれに成功する。要はこの会社を使ってステップアップしていって欲しい……そんな気持ちが強くありました。そして今、その願いは叶い、立ち上げのメンバーは全員巣立っていきました。それも、ただ巣立っていったわけではなく、外の世界を見てまた戻って力になってくれるメンバーもいるので、自分も負けずに新しく進まなくては……と思いますね。やはり仲間とはいいものです」

 『CARESS』オープンから10年。今、社長としての出羽氏の考え、そして彼が持つ社長のモットーとは……。

社長らしくない社長かもしれない それがきっと、自分らしさ(笑)

「社長としてのモットーですか? 実は申し訳ないぐらいないです(笑)。というのも、ずっと現場でスタッフと同じ視線で働いているので、社長らしさとかモットーとか、そういうものは考えたことがないというか……。だからなのかな、普通にみんなからつっこまれたりしています(笑)」

 そんな笑いを交えつつも、出羽氏が大事にしていることはたくさんある。

「当然なことですけど、提供する料理のクオリティーは統一させる、そして食器類や店内を常にキレイにするなどは基本中の基本ですね。つまりは、お客様にきちんとおもてなしの心が伝わっているかどうか……これに尽きます。ひとつの料理がお客様のもとに届いて、それに対してお客様が代金をお支払いしてくれるということをちゃんと分かっていますか? とスタッフにいつも伝えています。仕事だからただこなすのではなく、もてなす心を大事にして欲しいんです」

 スタッフとの距離感が近く、本人曰く、社長感はない……と笑いながら話す出羽氏だが、彼は20代のころからいろいろな会社の社長と出会ってきたため、社長というものに必要なものが自然と理解できていた。

「前の職場が麻布という土地柄もあって、お店には大手の社長さんたちがよく来てくれていました。仕事の会合で使うときの振る舞いとプライベートの振る舞いをどちらも見ることができたので、見習うべき人と見習ってはいけない人を見極める力がついたかもしれませんね。そして、社長というものに必要なものについても考えさせられました。自分がどうこうではないのですが、やはり上に立つ者には情熱とその事業をやりぬく力が必要だと思います。そして、お店をまかせる人間を育てる力……これがないといくらいいコンテンツを持っていても、動かすのは結局、人ですから。人を育てるというのは社長として、ものすごく大事なことなんだと僕は確信しています」

 では、出羽氏自身が人を育てる上で気をつけていることとは……。

「社会人としてのあいさつや次の人のために行動できているかどうかなど、基本的なことを注意して見ています。とくにうちの会社はトイレ掃除にうるさいんです。小学生のとき母に『トイレ掃除ができない人は、人間ができていない』と言われたことがあって、その言葉がずっと残っているんです。確かにそうだなぁと思いますし、まだまだ完璧ではないですけど、僕が口をすっぱくして言い続けることに意味があると信じています」

 そして話は、未来のことへと続く。

40代になった今の夢、希望 やりたいことはまだまだ、ある

出羽 和明さん

 現在もシニアリーグでバスケを続けながら、現場に立ち、社長業をもこなすパワフルな出羽氏だが、そのパワーの源とは一体……。

「自分が五体満足で、健康であることへの感謝です。せっかく健康なんだからいちいち文句を言って生きるよりは、やれることを一生懸命、謙虚にやるしかないんじゃないかと思うんです。世の中には健康でありたくても、そうじゃない人だってたくさんいますから。健康な自分がなまけるのは、生きることに失礼だと思うので、人生を無駄にしないためにもやれることは全力でやるようにしています」

 3月の新卒向け飲食企業合同説明会に自ら足を運び、新卒の若者と直接話したという出羽氏。彼が一緒に働きたいと思う人間について聞いてみると。

「本気の目を持っている子です。その目を直感で見極めます。当たっているかどうかは分からないけど(笑)。もちろん、中途の方もウェルカムですが、過剰な見栄ははらないでいただきたいですね。経験があるからこそいつでも謙虚であることが大切だと思います」

 最後に、出羽氏の今の夢とは?

「近い夢としては、スタッフが育ってきたので、店舗展開をしていくこと。それから、いつかは今の会社のメンバーが世の中のみなさんに喜んでもらえる店舗づくりをちゃんとできるようになること。今、新たなプロジェクトのために立ち上げメンバーの再集結も考えています。実際、今年1人合流することは決まっています。また、海外への店舗進出や、和のレストラン経営、それにスポーツ関連の仕事など、いろいろと動きはじめていますね。とにかくやれるならなんでもやろうと思うので、飲食以外の部門をつくってもいいのでは……と。とにかく、可能性のある会社にしていくことが僕の使命……なんていうと大げさかな(笑)」

 10年経っても変わらぬ謙虚さと明るさ、それこそが出羽氏がまわりから愛され続ける理由なのかもしれない。

CarneSio east(取材店舗)
【取材店舗】
CARESS
X-SHOTS CORPORATION ─ 店舗情報 ─

CARESS

東京都港区台場1-3-5-102

電話:03-6382-9966

【Lunch】

火曜日~金曜日
11:30~14:30(L.O.14:00)

土・日・祝祭日
11:30~16:00(L.O.15:00)

【Dinner】

火曜日~土曜日
18:00~23:00(L.O.22:00)

日曜日・祝祭日
18:00~22:00(L.O.21:00)

月曜日定休 ※貸切や特別営業日を除く
ゆりかもめ「お台場海浜公園駅」より徒歩2分

THE OPEN BAKERY

東京都港区台場1-3-5-103

電話:03-6457-1991

火曜日~金曜日 11:00~22:00

【Lunch】

11:30~14:30(L.O.14:00)

【Baru】

17:00~22:00(L.O.21:00)

土・日・祝祭日 8:00~20:00

【Lunch】

11:30~16:00(L.O.15:00)

月曜日定休 ※月曜日が祝日の場合翌日休み
ゆりかもめ「お台場海浜公園駅」より徒歩2分


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