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株式会社 Kings Know 取締役副社長 河野 浩和さん リーダーに聞け!

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変化=進化、だからこそ変化し続けて
会社を常にブラッシュアップしたい

株式会社 Kings Know

取締役副社長

河野 浩和

Hirokazu Kawano

1971年、宮崎県生まれ。大学進学のため上京し、4年間レストランバーで飲食のアルバイトを経験。卒業後は花月園観光に就職し、ロッヂやホテルでサービスを学ぶ。その後、フランチャイズ契約をしていたフォーシーズに転籍。さらにグローバルダイニングと居酒屋業態の会社で管理の経験を積み、2014年に株式会社 キングス ノウの経営企画室長兼管理本部長として入社、2015年取締役CFO、2017年に取締役副社長に就任。

2018年7月掲載

はじめての飲食のアルバイトでサービス業の楽しさを知る……

 「世界のテーブルを笑顔に」をコンセプトにかかげ、串カツやイタリアンなど、幅広い業態の展開を続けるキングス ノウの頭脳派敏腕副社長として名をはせる河野氏。そのおだやかな雰囲気からは想像もつかないほどのサービス業への熱意は一体、いつから培われているものなのだろう。

「小さいころから、食べることは大好きでした。高校生になって、漠然とビジネスマンになりたいと思ったりもしましたが、飲食のサービスへの興味が高まったのは大学時代のアルバイトがきっかけです。レストランバーでアルバイトリーダーとして働いていたんですが、自分のつくったお酒やサービスに対して、お客様がダイレクトに言葉や笑顔を返してくれるのが、すごくうれしかったし、楽しかったですね」

 こうして、サービス業という職種に目覚めた河野氏だが、いざ就職……となったときに目を向けたのは、意外と金融業界だったのだと話す。

「当時はバブル崩壊の直前で、私が働くレストランバーに毎日のように金融マンがいろんな人を連れて、ボトルをあけていかれるんです。その姿がなんだかカッコ良くて(笑)。でも、改めて自分を見つめ直したとき、私には、お客様と接してダイレクトに反応が返ってくる仕事がいい、とサービス業の面白さを再認識しました。そして、少し質の高いサービスに携わりたいと思い、競輪場を母体とする花月園観光に就職したんです。ここでは、山中湖にあるロッヂの管理や、箱根のホテルのフロント業務など、ひと通りのサービスを学びましたね」

 そして、再び河野氏が飲食に携わるときがやってくる。

「フランチャイズシステムで新しい飲食事業を立ち上げることになったんですが、その責任者を公募制で決めるという話があがり、チャレンジしてみたんです。そこで自分が選ばれたんですけど、その理由はあとから分かったことなんですが……当時、社内の中では、私の見た目が一番スマートだったから……だそうです(笑)」

 少し照れくさそうな顔で笑う河野氏は、こうしてピザーラ系列の“トゥーザハーブズ”の責任者となり、マネージメントのノウハウを学ぶが、のちに花月園観光が外食事業やホテル事業を手放すことになり、ピザーラの本部があるフォーシーズに転籍する。

サービスとマネージメントを学び転職後は、管理部門を習得する

 フォーシーズに転籍後、“トゥーザハーブズ”の不採算店舗の立て直しや店舗責任者として経験を積んだ河野氏だが、違う場所でもっと外食業界のことを勉強したい! という気持ちが次第に強くなっていった。

「以前から、グローバルダイニングをベンチマークしていたんです。おしゃれなレストランをつくるし、料理もおいしくて、サービスも行き届いている。飲食業界で生きていくと決めたからには、一度はここで働いてみたい……と思ったとき、タイミングよく営業サポート部のマネージメント職の募集がでていたので、応募して、採用していただきました」

 しかし、グローバルダイニングでの仕事には常にハイプレッシャーがかかり、河野氏は人生初の蕁麻疹や尿管結石を経験することになる。

「もちろん充実感やワクワクすることもたくさんありましたが、それ以上にプレッシャーが半端なかった。自分の給料をみんなが知っているので、いつでも見られているという感覚でした。そんな中、管理部門の役職に空きがでて、社長から声をかけてもらったんです。管理の仕事には興味があったんですが、IR部門(投資家向けの広報)は未知の世界。でも1度きりの人生……と、思い切って飛び込みました」

 そこから、投資家に向けての説明がきちんとできるよう、東証のルールも含め猛勉強の日々が続く。

「かなり大変でしたが、学ぶことが多かったです。そんな折、先にグローバルを辞めていた山田(キングス ノウ代表)から、今の会社に熱烈に誘ってもらったんですが、まだまだ自分のスキルやノウハウが足りないと思い、もう少し管理業務の勉強をするために居酒屋を主軸とし、飛躍しつつあった外食ベンチャー企業に転職しました。そこで役員として約5年働いたあと、再び山田に連絡をとりました」

 こうして河野氏は、キングス ノウのナンバー2として手腕をふるい続ける。

現在の立場、自分がするべきこと そして未来のためへのチャレンジ

河野さん

「前職のときから海外進出への重要性を感じていたので、すぐに山田に話をしました。するとたまたま台湾にいい物件があり、そこで最初は〝串だおれ〟を展開しようと考えていたんです」

 しかし、アジアでは、食事をしながらアルコールを飲むという文化がなかった。そこで河野氏は機転を利かす。

「当時の台湾には、ホテルの高級イタリアンやローカルの人がやっているパスタハウスはあっても、日本で流行っているようなカジュアルイタリアンのお店は少なかった。そこで、イタリアンのお店をだしたところ、最初の3ヶ月は日本人のお客様ばかりでしたが、その後口コミで人気が広がり、ローカルのお客様が増えて、その噂をききつけた三井アウトレットの担当者の方から、2号店のお話をいただくまでになりました」

 次々にヒットを飛ばす河野氏だが、その理由はただ経験豊富だからとか、頭がきれるからとかではない。そこにはひとつのモットーがある。

「経営する側に立つ者として、変化を恐れていたらいけません。常に変化し続けないと、進化はできないんです。だから、社員やアルバイトにはいつもイレギュラーなことを与えています。すべてがレギュラーだと先が見えてつまらなくなってしまうんです。あえてイレギュラーなことを残すことで、クリエイティブを発揮して進化させ、本人たちもモチベーション向上に繋げてもらいたいと考えていますね」

 今でこそ、やわらかい雰囲気が魅力的な河野氏だが、キングス ノウに入るまではイメージが違っていた……。

「今まで苦言を呈するときはダイレクトに伝えていたんですが、自分の立ち位置を意識するようになって、それではいけないと感じるようになりました。そこから接し方や雰囲気を変えていくことで、前は『河野さん=こわい』だったものが『河野さん=おだやか』に変化しました。それはある意味、自分の成長でもあると思います」

 最後に今後の展望について聞くと。

「どの業界にもいいときも悪いときもある。だからこそ、チャレンジはし続けないといけません。今後は、改めてキングス ノウとしてアメリカやヨーロッパにも進出をしてまだ見ぬ世界の人たちを自分たちの料理とサービスで笑顔にしたい。そして、チームキングス ノウの全員、つまりスタッフ、お客様、お取引先様に幸せを届けられるような会社に向上させていきたいですね」

トラットリア ゴデレッチョ(取材店舗)
【取材店舗】
トラットリア ゴデレッチョ
株式会社 Kings Know ─ 店舗情報 ─

Trattoria Godereccio

東京都渋谷区恵比寿西1-30-14 エコー代官山1F

電話:03-6416-1548

Queen's Collection

東京都渋谷区猿楽町24-1 ROOB2-1F

電話:03-6416-1900

大衆串酒場 串だおれ 新橋店

東京都港区新橋4-14-1 アウンビル1F

電話:03-3436-0550

駅前 串だおれ

東京都足立区千住旭町41-17 染野ビル2F

電話:03-5284-7708

大衆すし酒場 カドハチ 八丁堀店

東京都中央区八丁堀2-22-11 すずらんビル1F・2F

電話:050-5593-9875

他、現在18店舗展開中

https://www.kings-know.com/

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