96.紙だけど燃えない

旅館で見たことないでしょうか。和紙でできた紙なべを。紙なのに、なぜ燃えないのでしょう? どんなものでも、発火点に達した時点で初めて燃えます。紙の発火点は200度以上ということですが、中に入っているのは水。水の沸点は100度です。よって、水がある間は器がこの温度を超えることはないということですね。それどころか、むしろ中の水によって紙は100度という温度に「冷やされている」状態となるのです。とはいえ、使用される和紙は一般のものよりも厚手の「特別製」のものを使い、さらに燃えにくくしているようです。今ではこの「紙なべ」は、全国の料理屋や旅館で利用されているようですが、洋紙を使い表面を燃えにくく加工したものを用いているところも多いそうです。
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