95.医食同源に基づく漢方
中国には「医食同源」という諺があります。これは「食べ物と健康とは切離せないもの」という考え方で、人間は食材や料理方法により病気になるのを防いだり治療が可能であるということです。古来より伝わる経験的な裏づけですが、最近では科学的にも裏づけをされているものがあります。 例えば、ニンニクやネギに含まれている「アリシン」には血流を促進し、体を温める効能があるといわれています。また、ショウガに含まれる「ジンゲロン」や「ショウガオール」、唐辛子の「カプサイシン」にもアリシンと同様に体を温める効果があります。そして漢方ではこういった食物の性質を右記のように分類し、予防や治療に役立てています。
温熱性食物(体を温め新陳代謝を良くし滋養強壮効果を持つもの)…米、イワシ、海老、牛肉、鶏肉、カブ、カボチャ、ショウガ、ニラ、ニンニク、ネギ、サツマイモ、アンズ、トウガラシ、酢、味噌、胡椒、シナモン、ナツメグ、クルミ 等
寒涼性食物(体を冷やし精神をクールダウンさせるもの)…大麦、小麦粉、豆腐、アサリ、ウニ、蟹、牡蠣、鮭、昆布、ノリ、ヒジキ、アスパラガス、ゴボウ、ダイコン、トマト、ナス、柿、スイカ、梨、バナナ、ミカン、白砂糖 等
冷え性の方は温熱性の食べ物を中心に摂ると効能があると言われていますので一度試してみてください。
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