48.ビールの歴史
ビールの誕生については諸説ありますが、紀元前8000〜4000年まで遡るといわれています。人類最初の文明といわれる、メソポタミアに興ったシュメール文明では既にビールが飲まれていました。当時のビールの製法は、まず麦を乾燥して粉にしたものをパンに焼き上げ、このパンを砕いて水を加え、自然に発酵させるという方法だったようです。また、紀元前3000年頃のエジプトでもビールは人々の間で広く飲用されていました。
日本にビールが入ってきたのは英米の船が来航してからのこと。万延元年(1860年)、幕府の第一回遣米使節の一人、玉虫左太夫は初めてビールを飲んで「苦味ナレドモロヲ湿スニ足ル」と書いています。
それ以前、ペリーが来航した嘉永6年(1853年)に、蘭方医川本幸民は蘭書の記載を見て、江戸の露月町の私宅でビールを試醸したといわれていますから、これが日本でのビール醸造の起源といえるでしょう。
明治3年にはアメリカ人コープランドが横浜の山手居留置に「スプリング・バレー・ブルワリー」を創設してビールの醸造を開始し、主に居留外人向けに販売しました。
日本人で初めてビールの醸造・販売を本格的に行ったのは渋谷庄三郎。明治5年・大阪でのことです。
最近は「地ビール」という言葉をよく耳にしますが、これは規制緩和のひとつとして平成6年4月にビール製造免許に係る最低製造数量基準が年間2,000klから60klに引き下げられ、少量でもビールが製造しやすくなったため。全国各地個性のあるビールが製造されています。
ビールにはビタミン、ミネラルが比較的豊富に含まれていますが、ビタミンA、D、Eなどは少し不足ぎみ。これらが豊富に含まれている食物をつまみにビールを飲めば、栄養バランスは十分であるといえます。
しかしやはり飲み過ぎは禁物。健康を害さない適量を守り、楽しんでビールを楽しみたいものですね。もちろん未成年は厳禁ですよ!!
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