久々に美味しい野菜に出会いました。ランチのハンバーグをいただきましたが、つけ合わせの野菜を口に入れると、無農薬だからでしょうか、カラダの細胞が喜んでいるのが分かります。特にオーブンで軽く焼いたトマトのエレガントな甘さ♪
ジューシーなハンバーグと焦がしたキャラメルでコクを出したというデミグラスソースには、榊原大輔シェフのセンスの良さと繊細な仕事ぶりが伺えました。
ランチ営業の間、店内は満席。道路まで行列で溢れます。千円程度でこれだけの料理をいただけるのだから、行列も苦にならないのですね。ディナーも、ノートが真っ黒に見えるくらい、ぎっしりと予約情況が書き込まれています。
「それでもオープンして3ヶ月は予約ノートが真っ白だったんですよ。ほら、見てください、悲惨でしょ?(笑)」
確かに。真っ白なノート。そのページをめくると、3ヶ月、半年と、徐々に予約が増えているのが分かります。そして1年後、クリスマスの頃にはもう予約が取れないほどの人気店に。
「毎日、同じ精度で仕事したんです。そりゃ素材のロスも出ました。一度来店したお客様が再訪しないことに、落ち込んだこともありました。でも、毎日築地に通い、朝7時には仕込みを始め、ベストの料理を出し続けた。それが少しずつ認められたのかも知れません」
前回登場していただいた「てんぷら 深町」の深町シェフ曰く「榊原シェフは、人の何倍も仕事をする努力家」。常にベストを尽くす姿勢が、人気店「レストラン サカキ」の原動力となっているのです。